ケータイ
レイジと何でもいい、関わっていたい。
あれからメールも電話もない。
暗い部屋に閉じこもり毎日レイジを思う。
薬を飲んでも安定しない。レイジばかりを考える。
けれど連絡なし…。
レナは疲れていた。寂しい気持ちもあった。誰かに必要だと思われたかった。
それがどんな形でも。
気付けばまたサイトを見ていた。
相変わらず欲望にみちた男達の書き込み。
好奇心からあんなに辛い思いしたのに。
何故私はまたサイトを見ているんだろう。
レナはくいいるように書き込みを見る。
送信。
メッセージを送ってしまった…。
レイジ…。私は変われない。