Cherre
キーンコーンカーンコーン…

パタパタパタパタ…

休み時間をつげるチャイムの音は、美桜の大好きな音だ。

ガラガラッ!

「美桜」

「真久っ!」

美桜は真久矢に満面の笑みを見せた。

「会いたかったよ。」
「うん。」

美桜は、真久矢に飛び付いた。

「大好き…」

美桜は真久矢の体に手を回した。

「オレも。」

真久矢は目を細め、美桜を抱きしめた。


…大好きだよ。
真久。

いつまでも一緒にいようね。

美桜は真久矢に抱きしめられながら、とてもいい夢を見ている気分だった。
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