-雪女郎- 千寿
第十夜
「雪洞花魁。新しいお客様がお見えでありんす。」
「新しい客?」
煙管を持って、苛立って立ち上がった。
「面倒くさい・・・何処?」
「松の間でありんす。それにしても・・・雪洞姐さん機嫌悪いですねぇ。」
桃が苦笑して言った。
「別に・・・わざわざ悪いね。桃。」
「いえいえ。雪洞姐さんには世話になってますもの。」
そう言って、桃は雪洞を先導して歩いた。
「名前は?」
「わっちは初めて見たお方です。お名前は・・・安江様?だったかな。」
「新しい客?」
煙管を持って、苛立って立ち上がった。
「面倒くさい・・・何処?」
「松の間でありんす。それにしても・・・雪洞姐さん機嫌悪いですねぇ。」
桃が苦笑して言った。
「別に・・・わざわざ悪いね。桃。」
「いえいえ。雪洞姐さんには世話になってますもの。」
そう言って、桃は雪洞を先導して歩いた。
「名前は?」
「わっちは初めて見たお方です。お名前は・・・安江様?だったかな。」