-雪女郎- 千寿
第十三夜
「雪洞花魁・・・」
「松?」
昼間の空き時間に、雪洞の座敷を珍しい客が訪れた。
松 マツ。
千寿の新しい禿。
「よ、よろしい・・・」
「いいよ。上がんな。緊張しなくていい。花魁だって、アンタの姐でもあるんだ。」
雪洞は笑顔で言った。
「せ、千寿姐さんのことで・・・」
その瞬間雪洞の顔は凍りついた。
「松?」
昼間の空き時間に、雪洞の座敷を珍しい客が訪れた。
松 マツ。
千寿の新しい禿。
「よ、よろしい・・・」
「いいよ。上がんな。緊張しなくていい。花魁だって、アンタの姐でもあるんだ。」
雪洞は笑顔で言った。
「せ、千寿姐さんのことで・・・」
その瞬間雪洞の顔は凍りついた。