恋愛ジュース
「明日は、係り決めをする。まぁ、もう号令は決まったけどな」
いたずらっぽい顔をした先生…ムカツク。
「…あたし、やりたくないです…」
「何か言ったか?」
あたしの発言によって、コロコロと変化する先生の人格。
二重人格…多くない?
先生の意地悪な視線と、にやつきながら見る生徒。
なんか………
入学生だよね?あたし。
何なんでしょうかね…
この雰囲気はっ!!
「…いや、何でもな…」
─キーンコーンカーンコーン
「よし、それじゃあ…解散!!七瀬っ号令♪」
「起立…礼……」
「「さよなら」」
先生なんか大嫌いっ(泣)
みんなのバカヤローッ(泣)
「七瀬さん。」
「あ、ハイハイ」
彼が、作り笑顔であたしに話しかけてきた。
「愛も聞いていい?」
「いいよ。」
あ、いいんだ。
「実はね……俺…」