恋愛ジュース

「明日は、係り決めをする。まぁ、もう号令は決まったけどな」


いたずらっぽい顔をした先生…ムカツク。




「…あたし、やりたくないです…」





「何か言ったか?」





あたしの発言によって、コロコロと変化する先生の人格。





二重人格…多くない?







先生の意地悪な視線と、にやつきながら見る生徒。




なんか………



入学生だよね?あたし。





何なんでしょうかね…



この雰囲気はっ!!






「…いや、何でもな…」






─キーンコーンカーンコーン





「よし、それじゃあ…解散!!七瀬っ号令♪」






「起立…礼……」






「「さよなら」」






先生なんか大嫌いっ(泣)




みんなのバカヤローッ(泣)






「七瀬さん。」






「あ、ハイハイ」





彼が、作り笑顔であたしに話しかけてきた。





「愛も聞いていい?」





「いいよ。」






あ、いいんだ。





「実はね……俺…」










< 14 / 17 >

この作品をシェア

pagetop