恋愛ジュース
あたしは、バカにする二人を睨み付け、部屋を出る。
イライラする時は外の空気を吸うのが一番!
あたしは、制服のまま玄関へと向かう。
「あ、希未。こんな時間にどこ行くの?」
靴を履いているあたしを見つけたお母さんは、心配そうに話しかけてきた。
「…散歩」
「もう危ないから、明日にしなさいよ」
ンもぅ!
タイミング悪すぎ…
イライラが増して、私の中にある何かがブチンと切れた。
「そーゆーの、おっかせいだよ!!」
お母さんに、怒鳴ってしまうのはよくある。
八つ当たりばっかで、申し訳ないけど…お母さん…タイミング悪いんだよ。
そう思いながらお母さんを見つめると、何やら首をかしげていた。
何?…何よ。
「おっかせい?…『おせっかい』じゃなくて?」
・・・。
・・・・・。
うわーー!
だめだ、あたし(泣)
おせっかいとか…
頭おかしくなった!!
「お、お節介だよ!!」
バタンッ!!
あたしは、恥ずかしくなりすぐに家を出た。
うわーうわーうわー…
あたし…
バカすぎだぁーーッ