恋愛ジュース
それでも、何だかんだ言ってやってくれる真希姉。
「はいっ出来上がり!鏡見てみ?」
早〜い!
本当にできてるのかな?
あたしは、ピンク色の柄で縁取られた鏡に自分を映した。
「わああ」
「希未、めっちゃ可愛い〜もう妖怪じゃなくて、お姫様だね」
「ありがと!真希姉!」
本当に、お姫様みたい。
なんだか鏡の中のあたしが自分じゃないようで、ドキドキするぅ。
「ほれっ自惚れてないで、朝御飯、食べなよ。遅刻しちゃうよ」
「そうだねっ今日のメニューは何だろぉ♪」
あたしは、ウキウキしてテンポよく階段を降りた。
新しい友達…できるかな
それに、新しい出会いも。