恋愛ジュース
「完了!あとで、愛がメールするね!」
「うん!」
新しい友達、第1号っ☆
─ガラガラッ
「あ、また誰か来たぁ」
ドアの開いた音に、生徒はいっせいに同じ視線。
「うわあっ!」
教室に来たのは
あのナルシストバカ!
嘘ぉー(泣)
やだ、最悪、無理!!
「何?のんのん知り合い?」
「ちょっとね…」
彼は、あたしに気付かないのか…着々と席に座った。
ムッカぁー!
早くも宣戦布告?
しかも、たくさん女の子に囲まれてるし!!
やっぱりモテ男なんだ…。
あたしは、ジィーっと彼を見つめる。
いやぁ〜しかし…やたら席が近いな…ん?てか…
「隣じゃん(゚□゚)!」
↑反応遅い
「ねえっ…のんのん、何1人でお話してんの?」
「へっ!?あ、ごめん」
「あははっ(ボソッ…相当気になるんだねえ?)」
愛は、ニヤニヤしながらあたしの耳に囁く。
「ち、ちがう!」
「ツンデレのんのんっ♪」
なんで、あたしがこんな…ナルシストバカを気にしなきゃいけないわけ?ええ?