恋愛ジュース

「完了!あとで、愛がメールするね!」


「うん!」



新しい友達、第1号っ☆




─ガラガラッ




「あ、また誰か来たぁ」




ドアの開いた音に、生徒はいっせいに同じ視線。




「うわあっ!」





教室に来たのは






あのナルシストバカ!







嘘ぉー(泣)

やだ、最悪、無理!!





「何?のんのん知り合い?」




「ちょっとね…」




彼は、あたしに気付かないのか…着々と席に座った。





ムッカぁー!



早くも宣戦布告?





しかも、たくさん女の子に囲まれてるし!!





やっぱりモテ男なんだ…。



あたしは、ジィーっと彼を見つめる。




いやぁ〜しかし…やたら席が近いな…ん?てか…




「隣じゃん(゚□゚)!」

↑反応遅い




「ねえっ…のんのん、何1人でお話してんの?」




「へっ!?あ、ごめん」




「あははっ(ボソッ…相当気になるんだねえ?)」



愛は、ニヤニヤしながらあたしの耳に囁く。





「ち、ちがう!」



「ツンデレのんのんっ♪」




なんで、あたしがこんな…ナルシストバカを気にしなきゃいけないわけ?ええ?










< 7 / 17 >

この作品をシェア

pagetop