愛すべき君へ


「そう...なんだ」
「もう1度1から
やり直したい。」

真璃南の真剣な瞳に
僕はまた吸い込まれそうになる。

「真璃南の本名は
莢花でいいの?」

僕はクスと笑って
言った。

「これからは莢花って呼んで」

そう言って[莢花]は
僕に抱きついてきた。

懐かしのあの気持ち。
心が躍るような
嬉しい気持ちに
僕は襲われたんだ。

「ずっと一緒にいよう」

そう約束したのは
ある晴れた日のことだった―


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