愛すべき君へ
Love you..2
つまらない日々.
その日から、
僕のつまらない日々は
始まった。
莢花のいない日々は
どことなく何かが
抜けているようで...
心の中にぽっかり
穴が開いたようだった。
「おはよ!叶!」
ドキッ―
愁悟だった。
「ああ...」
少し残念な気がした。
莢花だって期待してしまう。
「何で元気ないんだよ~?」
「べつに」
僕ははっきり言って
愁悟が嫌いだ。
まあ、そりゃそうだろうけど...
「あ、俺ね莢花と付き合うことに
なったんだ~!!
叶!協力ありがとうな!」
協力?
僕は協力なんて
した覚えなんてない。
ただ脅されただけだ。
「うん」
僕は愁悟への怒りを
そっと沈めて言った。