愛すべき君へ


雅がまだ中2だったころ。
思春期になって
周りの異性を気にし始めたときだった。

「雅くん」

雅を呼ぶ1人の女―

「はい?」
「つ、付き合ってください!!」

いきなり年上の
女に告られたらしい。

思春期だった雅は
一応ということで
その女と付き合った。

その女の名前は
市川依未莉。

その日から
雅の地獄な日々が
始まったんだ―


< 51 / 54 >

この作品をシェア

pagetop