愛すべき君へ
「待って!待って叶!!」
真璃南は僕を
追いかけてくれた。
「違うの!叶!!」
「何が違うの?」
言い訳なんていらない。
「最近叶...凄く冷たかったから...」
「だから何?遊んでたんでしょ?」
僕にはもう真璃南なんて
必要ナイ―
「...っ」
「もう話しかけないで」
そう言って僕は
真璃南の前から
消え去った。
それから僕は
女を信じなくなっていた。
真璃南とはもう
一緒にいたくなくて...
だから高校も
違うところに
編入したんだ。