あなたがいてくれた‐いじめ‐
第1章 ワタシ
私は、今日も7時半に目が覚めた。

いつもと変わりない朝。


1階に降りると、食パンを一枚取り出し口にくわえた。

母親は男と遊び、父親はそんな母親に嫌気が差し出て行った。

私も母親は憎き存在だ。


食べ終わると、顔を洗いに洗面所へ。

鏡を見ると、醜い顔がそこにはあった。


汚れ、くたくたの制服を来た。

化粧も何にもしないで、玄関に向かう。




私は、佐伯 優衣。

高2だ。

ごわごわの髪が腰ぐらいまで伸びている。

手入れがしていないので肌はかさかさ。

全体的に整ってはいるのだが、とても醜い。

存在がよどんでいて、暗い。

幼い頃から何故か友達が出来ない。

気が合う友達も居なくて、いつも独り。

その性格、その容姿のせいでいじめられ続けている。

もう、10年経つだろうか。


小学校からずっと・・・独り。


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