あなたがいてくれた‐いじめ‐
うっすらは憶えてる。

数人の男達。

どこかで見たことある男が1人居た。

誰だっけ…。

そんな事をぼんやり考えながら、目で見える範囲を見た。

ここは、公園じゃない。

公園裏の森でもない。

暗く、月明かりもない。

殴られたところが痛い。

私、なんでこんな事になったんだっけ。

あぁ…雪夫さん待ってたら、殴られて…。




気付いたら、男達は居なかった。

地面に手がついてる…冷たい…。

コンクリート…で、油臭い。

倉庫かなんか…?


「どこ?」


呟いた言葉が響く。





「り…りせぇぇぇえぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


叫んでも、届かない。


暗くて、寂しい。







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