あなたがいてくれた‐いじめ‐
《ピロリンッ》


携帯の・・・音?

私、携帯持ってないから・・・雪夫さんの・・・。


携帯は、雪夫さんのポケットの中にあった。

「メール・・・。」

携帯に関しては、さっぱりだから、取り合えずボタンを押してメールを見ようとした。

数分経って、やっとメールを見ることが出来た。

「・・・・・・・川瀬。」

川瀬から・・・。

ざっと、メールを読んだ。

私宛だった。

《佐伯、倉庫の中1人で大変だね。あ、もう1人居たっけ(笑)死んだ?まだ生きてる?まぁ、それがあんたへの逆襲ってやつ。私に歯向かう者は、容赦しない。あと、小柴って奴、ボコっといたし。》

そこで、終っていた。

このメールで、川瀬に殺意が芽生えた。


利世まで手を出すなんて・・・。

雪夫さんを・・・人間をなんだと思っているんだろう。




・・・とにかくここを出よう。




「雪夫さん、もう少し待ってて。すぐ、帰るから。」

私は、黒い部屋を後にした。









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