あなたがいてくれた‐いじめ‐
『利世。』


「優衣!!!!!!」

辺りを見回した私は、現実を知る。

優衣が、私の目の前に現れ、優衣は泣き崩れるだけで私は何もしてやれない。

そんな夢を見た。

今日は土曜日。

傷も癒えて来た。

優衣を探しに・・・行こう。

私は川瀬の家に向かった。

川瀬が何かしているに違いなかったから。



川瀬の家は、知っていた。

通学路に、どでかい家が建っていた。

表札を見ると、【川瀬】って確かに書いてあった。

私は、川瀬に立ち向かう勇気はあった。


過去を、繰り返さないため。


その為なら、何だって出来る。





優衣・・・!!





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