あなたがいてくれた‐いじめ‐
「ありがとう。」

「いーえ、どういたしまして!」

当たりは薄暗くなっていた。

私の髪が風でなびいた。

軽かった。

腰まであった長い髪は肩の辺りまでカットされていた。

『失恋したの?』って言われるぐらい。



とっても気持ちが良かった。

明日、利世にちゃんと謝ろう。

髪を切った理由も、私が思ってること全部。

許してくれるだろうか。

そんなことを思いながら、ベットに入った。







その夜は満月だった。










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