あなたがいてくれた‐いじめ‐
「何で知ってるの・・・?」



知らないはず。


さっき利世と話していたとき、一度も名前を出さなかった。

どうして知ってる・・・?



「あはは、驚いてるね!ばぁか!要はな、私のコマなんだよ。」


「・・・コマ・・・?」


頭がフリーズしてて、川瀬の言ってることが分からない。



「要は私の元彼なんだぁ。金使って脅したら、ビクビク震えてねぇ・・・。
『何でもするから』って!」


川瀬は続けた。


「だから、アンタをどん底に落としてよって頼んだら承知してくれたわ。」



「え」



「アンタ、騙されてんの。気付けよ、ばぁか!」









―――――――――・・・騙されてる?






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