君の顔
ガシャンと思い切り自転車を動かす。

その向かう先は下り坂。


急いでまたがると、ペダルに足をのせずに投げ出した。

風を身体に受けながら追いかける。

引力のままに君を追いかける。





写真は見なかった。

見たら


君を忘れてしまう気がしたんだ。
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