─The queen love─
“ガラッッッ”
『えっ・・?!ゆ、、、ゆーく・・・』
「お前ら何やってんだ?」
「なかむら・・・ゆーすけ・・・。・・ヒク・・ッ」
え・・?嘘・・。
中村佑亮の顔をみたら涙が──・・・。
なんで?
嫌いなのに。。
私の泣いている顔を見た中村佑亮は、とたんに顔が怖くなった。
恐ろしいような、睨み顔。
私をいじめていたクラスの人たちも、体が震えて動けない状態だった。
こ、こんなに怖いの・・?
中村佑亮って・・・。
「おい。大丈夫か?兎・・」
そういって、中村佑亮は私に自分の着ていたブレザーをかけた。
「平気よ。有難う」
「ああ。とりあえず保健室いくか」
「保健室は行きたくないわ。もう帰りたい・・・」
「んじゃぁ俺んち一回よれ」
「な、なんでよ・・」
「わけはあと。とりあえず鞄とかもっていくぞ」
「う・・うん・・・・」
な、なんか優しいわね・・。
おかしいわよ?なんか・・・。