─The queen love─





“ガラッッッ”




『えっ・・?!ゆ、、、ゆーく・・・』




「お前ら何やってんだ?」




「なかむら・・・ゆーすけ・・・。・・ヒク・・ッ」




え・・?嘘・・。



中村佑亮の顔をみたら涙が──・・・。



なんで?



嫌いなのに。。





私の泣いている顔を見た中村佑亮は、とたんに顔が怖くなった。




恐ろしいような、睨み顔。





私をいじめていたクラスの人たちも、体が震えて動けない状態だった。




こ、こんなに怖いの・・?



中村佑亮って・・・。





「おい。大丈夫か?兎・・」

そういって、中村佑亮は私に自分の着ていたブレザーをかけた。



「平気よ。有難う」



「ああ。とりあえず保健室いくか」



「保健室は行きたくないわ。もう帰りたい・・・」



「んじゃぁ俺んち一回よれ」



「な、なんでよ・・」



「わけはあと。とりあえず鞄とかもっていくぞ」



「う・・うん・・・・」




な、なんか優しいわね・・。


おかしいわよ?なんか・・・。









< 22 / 78 >

この作品をシェア

pagetop