─The queen love─
私がそう言おうとした瞬間──・・・・・
「あれぇ!?佑亮じゃん!」
遠くから女子の声が聴こえた。
・・・紅羅・・・。
何故紅羅が中村佑亮のこと知っているのかしら?
私が不思議に思っているのをみて、紅羅は私に少し急ぎぎみに説明した。
「えっとね。私と佑亮は、同じ小学校だったの。私中学になって近くの学校に転校になっちゃってね、佑亮とは今日久しぶりに会ったの」
「ふぅん・・・」
な、何かしらね。この変な感じ・・・。
おかしいわ。
少し、モヤッとしたような、そうでないような・・・
とにかく変だわっ!