─The queen love─
「わ…わかった…わよ…」
「やった★ありがと」
またそんな顔でぇえっ。
い、いつもと何か違うわよ!?
「……」
「兎もこーやって素直にならなきゃダメなんだよ?」
「う、うるさい…わ」
「でも、さっき俺が言ったこと、兎の本心でしょ?」
「は、はあ!?なに言ってるのよ!違うに決まってるでしょう!」
「そーなの?俺ちょっと残念…」
またあの可愛い顔……!!
そ、そんな顔されたら……
「そ、そうよっ。私の本心よ!」
私は思い切り赤面した。
「ハハッ。良く言えました!」
そして私の頭をなでる。
「や、やめなさい!」
「嬉しいデショ?」
「……っ」
私は黙って頷いた。
どうしてこんな恥ずかしいことを私が!