─The queen love─




「ごめんなさい」


「?何が?」


「私・・・。あなたをずっと嫌な目で見てたわ。でも、本当はあなた優しいのね」


 私がそういうと、中村佑亮はニコっと笑った。


 その笑顔がまた可愛いのだけれど・・・。


 そしてまた優しく私を抱きしめた。


 なんだかとても気持ちがよくて、私はそのまま眠ってしまった。


 ・・・何をやってるのかしら、私は・・・。


 中村佑亮の前で眠ってしまうなんて。


 ・・・でも、なんだか少し良い気がしたわ。


 悪くはない・・・わね。


 中村佑亮の腕の中も。


< 77 / 78 >

この作品をシェア

pagetop