【企】エメラルド
あっという間に、彼女は敷地から消えた。


『…こんな所で喧嘩かい?』


私の方が、心臓ドキドキだし。

絵に集中できないじゃない!


『ふぅ〜!』


私は、両手を上げて、芝生に寝転んだ。


空を見ながら、深呼吸。


気分を変えようと、目を閉じるんだけど。


さすがに、私には強烈だったみたい……。


追いかけない彼は、どうするんだろう?


メールとかで、謝るのかな?


でも、あのビンタは痛そう!!


好きなのに、そこまでしちゃうのぉ〜〜??


私の頭の中は、妄想だけが先走っていた。


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