カメムシの気持ち…

ともだち。

ボクの寿命も、、、

あと少しかな?

そう思いながら、

ボクは公園を飛び回っていた。

元気な子供たちが遊んでいる。

ボクも遊びたい。




子供たちが遊んでるそばで

1人寂しくションボリして

歩いている女のこをボクは

見つけた。

声をかけたい。

声をかけて一緒に遊びたい。

でも、カメムシだから無理なんだ。

ボクはとりあえず、

その女のこについていった。

嫌がることを覚悟して

ボクは女のこの肩にのった。

女のこはボクに気づいてしまった。

悲鳴をあげられるか

手ではらい飛ばされると

思いきや、女のこは

笑顔でほほえんだ。
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