√番外編作品集
──黒沢なら、何て言うかな。
「ありがとう」
俺が思いついた黒沢の言葉を、なぞるようにして山岡ちゃんが言った。
「嬉しいよ。今こうしてる自分を誰かに認めてもらえて、嬉しいよ」
山岡ちゃんが、距離を詰めてきた。
距離は-1<=0=<3
「でも、ごめんね」
距離は1<=0=<2
手が伸びてくる。
距離は0
「これからもよろしくね」
ぎゅっと手を掴まれて、そして距離は
∞<=0=<2
離れた。
階段を、駆け下りていく足音が少し慌てているのが分かる。
離れて行く。遠く遠くに。
ヤバイ、この虚無感、辛い。
失恋。
失恋だ。
はは。
でも、でも傷ついたけど。
マジで血とか流れていいくらいなんかフワフワする虚無感あるけど
早苗さんに顔向けはできそうだ。
「ありがとう」
俺が思いついた黒沢の言葉を、なぞるようにして山岡ちゃんが言った。
「嬉しいよ。今こうしてる自分を誰かに認めてもらえて、嬉しいよ」
山岡ちゃんが、距離を詰めてきた。
距離は-1<=0=<3
「でも、ごめんね」
距離は1<=0=<2
手が伸びてくる。
距離は0
「これからもよろしくね」
ぎゅっと手を掴まれて、そして距離は
∞<=0=<2
離れた。
階段を、駆け下りていく足音が少し慌てているのが分かる。
離れて行く。遠く遠くに。
ヤバイ、この虚無感、辛い。
失恋。
失恋だ。
はは。
でも、でも傷ついたけど。
マジで血とか流れていいくらいなんかフワフワする虚無感あるけど
早苗さんに顔向けはできそうだ。