√番外編作品集
フィッシュバーガー2つを3分で丸飲みして、ヤケくそ状態でカラオケに敦ちゃんを連行した。
敦ちゃんは新曲ばかりうたって、でも最後はaikoを歌ってくれた。
aikoと言えば失恋を癒す曲だろ。
狙ってるにしては心に響きすぎた。
敦ちゃんの歌い方は、ちょっと鼻にかかったまるでAyuみたいな歌い方だったけど上手だった。
暗かったからちょっとだけ涙でそうになったよ。
「うん、知ってる。元気になって欲しいってそういうことだよね」
山岡ちゃんは聡明だ。
そんな所が俺は好きなんだろうな。
「ねぇ山岡ちゃん、山岡ちゃんの運命の人の席はもう埋まってるでしょ」
俺は山岡ちゃんの返事をまたず続けた。
「俺の女神の席もね予約済みになったんだ。席は2つあってさ」
山岡ちゃんに一気飲みしたソーダを渡す。
「山岡ちゃんが座ってくれるの、待とうと思う。ちゃんと待つってことが出来るようになれると思う」
「コウくーん、お嬢様がお帰りですよー」
冗談めかした声が響く。
俺は裏方から引いて、入り口を見た。
そこには早苗さんがいた。
悪戯っぽい笑顔をたたえて俺を見つめていた。
「ねぇ、ついでにジュンくんも指名したいな」
「ダメだよ。オレンジジュースばっかり飲まされるよ」
早苗さんの手を引くと、早苗さんはゆっくりその手を握りかえした。
敦ちゃんは新曲ばかりうたって、でも最後はaikoを歌ってくれた。
aikoと言えば失恋を癒す曲だろ。
狙ってるにしては心に響きすぎた。
敦ちゃんの歌い方は、ちょっと鼻にかかったまるでAyuみたいな歌い方だったけど上手だった。
暗かったからちょっとだけ涙でそうになったよ。
「うん、知ってる。元気になって欲しいってそういうことだよね」
山岡ちゃんは聡明だ。
そんな所が俺は好きなんだろうな。
「ねぇ山岡ちゃん、山岡ちゃんの運命の人の席はもう埋まってるでしょ」
俺は山岡ちゃんの返事をまたず続けた。
「俺の女神の席もね予約済みになったんだ。席は2つあってさ」
山岡ちゃんに一気飲みしたソーダを渡す。
「山岡ちゃんが座ってくれるの、待とうと思う。ちゃんと待つってことが出来るようになれると思う」
「コウくーん、お嬢様がお帰りですよー」
冗談めかした声が響く。
俺は裏方から引いて、入り口を見た。
そこには早苗さんがいた。
悪戯っぽい笑顔をたたえて俺を見つめていた。
「ねぇ、ついでにジュンくんも指名したいな」
「ダメだよ。オレンジジュースばっかり飲まされるよ」
早苗さんの手を引くと、早苗さんはゆっくりその手を握りかえした。