√番外編作品集
池谷先輩が死んで、おかしな待ち受けが表示された。
池谷先輩に表示されていたもの。
友達の景にも表示されてるらしい。
でもこんなものにビクビクしてるのも変だし
ただの待ち受けだし怯えることもないと思って無視をしてた。
でも
こみ上げてくる
不安感や焦燥感。頭痛と閉鎖感。
千恵や沙織に相談しようと思ったけど
踏み切れなかった。
「何言ってるの?」って言われる気がした。
この前の小テストの点数がこっそり3人の中で一番低かったから、変な負け惜しみだって思われたら嫌。
沙織はなんだか、年下彼氏との関係をこじらせてしまった上になんだか危険な恋をはじめたらしくあまり恋バナをしてこなくなった。
千恵はもともと、恋より勉強を優先していたし
3人組で恋に盲進しているのは私だけだったから。
2年生の夏になってみんなは勉強にも力を入れてきてて
色々なことを後回しにしてるときに
私はこんなことで頭を悩ませてるって知られたくなかった。
自分が自分でいられなくなるそんな感覚。
高鳴る脈が、歌を唄っているみたいだった。
夜を越えるたびに、その歌声は正確になっていく気がした。
池谷先輩に表示されていたもの。
友達の景にも表示されてるらしい。
でもこんなものにビクビクしてるのも変だし
ただの待ち受けだし怯えることもないと思って無視をしてた。
でも
こみ上げてくる
不安感や焦燥感。頭痛と閉鎖感。
千恵や沙織に相談しようと思ったけど
踏み切れなかった。
「何言ってるの?」って言われる気がした。
この前の小テストの点数がこっそり3人の中で一番低かったから、変な負け惜しみだって思われたら嫌。
沙織はなんだか、年下彼氏との関係をこじらせてしまった上になんだか危険な恋をはじめたらしくあまり恋バナをしてこなくなった。
千恵はもともと、恋より勉強を優先していたし
3人組で恋に盲進しているのは私だけだったから。
2年生の夏になってみんなは勉強にも力を入れてきてて
色々なことを後回しにしてるときに
私はこんなことで頭を悩ませてるって知られたくなかった。
自分が自分でいられなくなるそんな感覚。
高鳴る脈が、歌を唄っているみたいだった。
夜を越えるたびに、その歌声は正確になっていく気がした。