らぶ☆でり~恋を運んでおにーさん~
「あの…みな、か、海はいつからなんで私の事、好きになったの?」
俺の腕の中で小さく丸まって上目使いで訪ねてくる、最近できた可愛い可愛い彼女。
「ん?内緒」
「え~」
怒るとほっぺを丸くする。かわいい君の癖。
どこがって全部好きだし。
いつも触角みたいに前髪を揺らして眠そうに出てきてた君。
眠気眼が可愛かった。
そしてなにより
『いつもありがとうございます』
そう言う君の笑顔があまりにきれいで、本当に嬉しそうに言うから。
好きになってた。
叶わないと思ってた。
でも君はいま俺の腕の中にいる。
「ねぇ…か、海?」
まだ俺の名前を恥ずかしがって言えない君。
どこまで可愛いんだろ…
「このみ。」
「ん?」
「愛してるよ」