鏡の中の彼と彼女 ~第三章~
香織は鳴っている携帯を見入っていた


「誰から?」


啓吾は不思議そうに香織を見つめた


「…親から。ちょっと話して良い?」


「ああ、良いよ。俺も話せたら話したい」


香織は通話ボタンを押した
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