鏡の中の彼と彼女 ~第三章~
「啓吾、おめでと」

式が終わり香織が友人達と話しをしている時、修夜が声をかけてきた


「ありがと、今度はお前の番だな」


「…」


彼女がいる気配はしなかったから冗談で啓吾は言ったつもりだった…


「…おい、まさか予定あるのか?」


「なっ…ある訳ないよ…」


視線そらした修夜を見て啓吾は感づいた

「ふーん。まあ、詳しくは聞かないけど頑張れよ」


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