双子ちゃんらいふ!?
「慎吾兄ちゃん、陸兄ちゃん?」


「おお。龍!俺らと遊んどこうな?」


「うん!遊ぼう!」


その日親父と母さんは帰ってこなかった。


慎吾兄ちゃんと陸兄ちゃんが一日中俺についていてくれた。


次の日泣いて目の腫れた親父、母さん、そして優が帰ってきた。


何があったのかは聞けない、そう思った。


そんな空気ではなかった。


優に喋りかけても返事をしてくれない。


いつもの優と違ったようだった。



そしてこの真実を聞かされたのはこの一ヶ月後だった。


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