双子ちゃんらいふ!?
俺はそのまま親父のいる屋上へと向かった。



「おぉー。龍、どうした?」



「優と喧嘩した。」


「は!?お前達が?」


「うん。」


愚痴の言い合いはよくあったけど、こんな言い合いをしたのは初めてだ。


「なんか優に好きな人が出来たみたいだ。」



「はぁ!?優にか?」


「うん。しかも7歳上。」


「誰だそれ?」


「俺がよく行く店の店長。」


「別にいいんじゃね?」



は?
親父はなんでキレねぇんだ?
あんなに優、優って言ってたのに。


「親父キレねぇの?」


「んー?別に、この時はいつか来るってわかってたし。」


「そうなんだ。」


「お前は複雑な気持ちなんだろ?」



えっ?
何で俺の事わかんの?


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