双子ちゃんらいふ!?
そのまま車に乗り込み、刹那さんの運転で映画館へと向かった。



休日なのにあまり混んでない映画館。


「人意外に少ないんですね。」


「あー、確かに。」


「大人二枚。」


そういって店員の人に声を掛けた刹那さん。


「えっ!?払いますよ!」


「いいっていいって!」


その言い合いが何回も続いた。



「いいっていったのにー。」


結局奢ってもらってしまった。


「あのねー、ちょっと位かっこつけさせて?」


そういった刹那さんは顔を赤くさせていた。


「熱でもあるんですか?顔赤いですよ?」


「あーっ!もう!見るな見るな!」


「ははっ、はいはい!見ないです♪」


「えっ!俺の事見てくんないの?」


「見てもいいんですか?」


「いや。ちょっと待って?」


なんていいながらも指定席に座った。



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