ぶらっくコーヒー
いや…、
暑いのに手繋ぐの!?
別にいやなわけじゃないけど、

手ベタベタしてるし、


「どーした玲華?」

いろいろ考えているうちにちがう世界に行ってたみたい、


「邪魔者は退散しまーす」
絢未はそおいうと、手を振って歩いて行ってしまった。


「ちょっ。絢未ー…、」

私が淋しそうな顔をすると竜司が覗き込んできた。


「俺と2人いや?」


…別にそおいうんじゃないしねっ。


「別にいやじゃない」

すると竜司は満足そうな顔をして歩きだした。

その横顔が妙にかっこよく見えたんだ。



「玲華。今日俺んちくる?」

「うんっ!」
いつもながら、嬉しさを顔に出さないことは私にはできないらしい…、

「んな嬉しそうな顔されたら抱きたくなんじゃん」


っ!!!!!!

「ばっばかじゃないの!スケベっ」

「照れんなって」
竜司は動揺している私を面白がって頬を突いてきた。

「っ照れてないもん」

…はあ。私完璧飲み込まれてる、



< 2 / 6 >

この作品をシェア

pagetop