キス屋

「...リョウスケ、はい。
 居ますよ。彼にいたしますか?」

「あ、はい。お願いします」


彼以外に用事はないのだ。


「ではこちらの部屋へどうぞ」


階段をのぼると、
たっくさんのドアがあった。


「リョウスケは11号室に控えてます」


「あ、はあ...」


各個室では、客と店員が
色々しているようで、
話し声やら何やらが
かなり聞こえた。


「ここです。少々お待ち下さい」


案内してくれた彼は、
部屋に入り、
リョウスケさんを呼んだ。


「では、楽しいひとときを」



あたしは部屋に入った。





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