アルタイル*キミと見上げた空【完】
「凱・・・・・・」
「昨日から、バスの中でも練習中もお前のこと見るあいつの顔見てたら、わかるよ」
なんだろう。
どんどん心が軽くなっていくのがわかるのに、
一方で心のほんの片隅で胸がちくっと痛むんだ。
「ありがとう・・・・・・凱」
目を合わせた凱の向こうに未だ流れ星は流れ続けてる。
凱はふっと一瞬切なそうな表情をしてから、
「お前、やっぱ変わったかも。ちょいやばい」
「え?」
「なんでもない。ってかそんな顔自分の男以外に見せるなよ」
「え?どういう意味?」
「・・・・・そういうとこは変わってないな」
は??
意味がわかんない。