アルタイル*キミと見上げた空【完】

「みんな、集まってくれないか?」


しばらくしてから出された修ちゃんの声に、


皆はのそのそと腰を上げた。


昨日、修ちゃんの部屋に押しかけてきた男の子はもうギブ寸前なのか青い顔をしてるし。


行かなきゃ良かった・・・ってきっと思ってるんだろうな。




「みんな、これから・・・」


新しいメニューが言われると思って、皆息を呑んで修ちゃんの言葉に注目している。


瞬間、修ちゃんはにっと笑って、


「今日はおしまい!!」


「へ?」


って私と凛が顔を見合わせるのと同時に、


皆から


「やった~!」


と歓声があがった。



おいおい。合宿だよ?練習だよ?


みんな、わかってる?って言いたいとこだけど、これがこの学校の特色でも、あるんだよね。




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