アルタイル*キミと見上げた空【完】
「それと!」
皆の歓声の中、修ちゃんの声が大きく響いて、徐々に話し声がなくなる。
「・・・皆、ごめん!」
いきなり下げられた修ちゃんの頭に、きっとその場にいる誰もが混乱してしまったんだと思う、完全に話し声は消えて、後はシーンとした静寂が流れる。
「何してんすか?」
トモが慌てて修ちゃんの肩を掴んであげた。
「みんな、ごめん。俺の練習は今日で終わり」
え?
時々凛がこちらに何かを言いたそうに何度も振り向くけど、
私はただ固まったまま、それでもどうにか修ちゃんの話を耳にしてた。