アルタイル*キミと見上げた空【完】
「えぇ~~~。なんで~~?!」
日常が始まり、いつものようにギャラリー席に陣取った通称修也ファンの皆さんに凛が説明しに行ってる。
修ちゃんが、今日からもうこの高校に来ない、っていうのは、突然のことで、凛の説明を聞いて泣き出してる子の姿も見えた。
胸が痛い。
ごめんね。
本当のことは、やっぱり言えない。
きっとあの中に、本気で修ちゃんのことを好きな子は絶対にいる。
だから、余計に胸が痛い。
こんな中途半端な私だから。
迷いがある私だから。
本当に・・・ごめんなさい。