アルタイル*キミと見上げた空【完】
恋のリミット
手をつないで歩いてきた私達を見て、苦笑いしてるトモ。
「ごめん。待たせちゃったね?」
「いや…てか、なんかあったの?」
そういうトモの前で凜はわざと私を引き寄せた。
「なんにもないよね〜!私が汐大好きなだけ!」
「はは…なんだよ、それ…」
「トモにはわかんなくていいの!」
「はいはい…って、今日は修也さん迎えに来ないの?」
「うん。今日は小学校の時の同窓会があるから…」