アルタイル*キミと見上げた空【完】
どういうこと?
凱と修ちゃんを見比べる。
修ちゃんが少し小さく息を吐き出すのがわかった。
「あぁ、そういえば凱はキミと同じ学校だったね」
「は、はい・・・」
「どうしてもあの高校に行きたいんだ、って珍しくダダをこねてな」
と、監督は凱の方を嬉しそうに眺めた。
「うるせーよ」
そして、少しむくれ面を見せる凱。
え、えっと・・・・・。
これは、どういうこと、なんでしょうか?
さっきから、というより、朝からびっくりすることが多すぎて、思考がまわらない。
そんな私の表情に気づいたのか、監督が口を開いた。
「あぁ・・・凱はね、私の甥っ子なんだよ」
は、はぁ~~~??