アルタイル*キミと見上げた空【完】

「大丈夫だよ!もうこんな時間だし……今日はトモの誕生日なんでしょ?トモがうれしそうにしてたよ。だから、早く行ってあげて!私もスコア見つけて早く帰るから」


「本当に大丈夫?」


「うん。平気平気!」


そんな私に凜はごめんっと両手を合わせて玄関へと走り去った。


「慌ててるじゃない」


この何日間か、二人と一緒に帰らせてもらって、もう大丈夫だろう、とも思ったし、今日の日を楽しみにしてるトモのお邪魔はしたくないしね。


…私も…凱に会いたいな。
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