アルタイル*キミと見上げた空【完】
ふと、止まったその手の動きに目を開けると、凱はひじを突いて自分の頭を抱えてた。
「やべ。まじで、余裕なくなる」
「凱・・・?」
「どんどん好きになる。自分でもわけわからないくらい、どこまでなんだよ、っていうくらい・・・・」
「・・・・凱」
「あ~~~!!やっぱ今向こうに行きたくねー。離れたくねーよ」
くすくす。
「・・・何笑ってんだよ」
「だって・・・だって子供みたいだもん」
「悪いかよ」
ほら、むくれてる。
なんだか・・・・子供の頃に戻ったみたい。
けど、今の凱からすると、普段見せない面だよね。
でも、そんなとこも全部全部好きだよ。