アルタイル*キミと見上げた空【完】
修ちゃん・・・・・!?
振り返ることが出来ない私に修ちゃんはつぶやいた。
「俺・・・・汐が好きだよ。今でもずっとずっと好き・・・・本当は・・・そばにいて欲しい」
「え。。。。?」
ほとんど音になってないかすれた声をやっとのことで搾り出した。
修ちゃん・・・・・。
「汐・・・・汐・・・・っ。もうどこにもいかないで・・・・そばに・・・そばにいて欲しい」
「・・・・・・」
何を、言ったらいいの?
私は・・・・・どうしたらいいんだろう。
頭の中に凱の笑顔が一瞬浮かんで、閉じた目から涙が流れた。