アルタイル*キミと見上げた空【完】
倒れされた体全体が、まるで発光するように熱く感じた。
私も、凱も・・・・・・・・・。
抱きしめられながら、
耳元で何度も名前をささやかれながら、
私は涙が出てとまらなかった。
そして・・・・多分それは凱も同じ。
凱は、震えるように私を抱きしめ続けた。
きっと・・・・全部気づいてる。
私の決意を。
凱は・・・わかってるんだ。
そして、それを彼も受け入れてる・・・・・。
そうだよね・・・・?ね、凱。
だって、こんなに悲しい抱擁を私は知らない。
こんなに切なくて、苦しいキスを知らない。
好きなのに・・・・・。
凱、愛してる・・・・。
ごめんね。
ごめんね・・・・。