アルタイル*キミと見上げた空【完】

「汐、どした?」


隣から覗き込む修ちゃんの視線を感じたけど、


よかった・・・暗い中、私の表情は隠れてるだろう。


こんな顔・・・見せられない。


なんとか、早く落ち着かせないと。


痛すぎる胸の鼓動も。


零れ落ちそうになる涙も。


それは全部制御できない体の奥からの感情。



・・・なんで?


もう。。。過去のものなのに。


そう、決めたのに。



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