アルタイル*キミと見上げた空【完】

ていうか・・・この一族、美形ぞろいか!?


なんとなく有無を言わさずに納得してしまう。


「えっと・・・あの、手を・・・」


今だつかまれてる手を見ると、サキさんは笑っていった。


「ごめんね。ついうれしくて。汐さんってどんなひとだろう、って思ってたから」


そう言って、つないだ手を離し、頭をかいたサキさん。あぁ・・・美人って、本当にもう何をしてもさまになるよね・・・つい見とれてしまうよ。


「汐?」


「へ?」


「あ、こいつね・・・俺のいとこのサキ」


「サキでーす。年は19歳。今はアメリカの大学に留学してま~す」


すごい、、、なんかさばけた感じ・・・


二つしか違わないのに自分がすごく年をとった気がするのは、気のせい?



< 443 / 640 >

この作品をシェア

pagetop