アルタイル*キミと見上げた空【完】
ていうか・・・この一族、美形ぞろいか!?
なんとなく有無を言わさずに納得してしまう。
「えっと・・・あの、手を・・・」
今だつかまれてる手を見ると、サキさんは笑っていった。
「ごめんね。ついうれしくて。汐さんってどんなひとだろう、って思ってたから」
そう言って、つないだ手を離し、頭をかいたサキさん。あぁ・・・美人って、本当にもう何をしてもさまになるよね・・・つい見とれてしまうよ。
「汐?」
「へ?」
「あ、こいつね・・・俺のいとこのサキ」
「サキでーす。年は19歳。今はアメリカの大学に留学してま~す」
すごい、、、なんかさばけた感じ・・・
二つしか違わないのに自分がすごく年をとった気がするのは、気のせい?