アルタイル*キミと見上げた空【完】
そう言った修ちゃんのまっすぐな視線からそらせないままなのに、私の頭の中に一瞬「彼」の顔が浮かんだような気がして、思わず窓の外に視線をそらせた。
「汐・・・・・・・?」
違う。
違うの。
そうじゃない。
なんで、こんな時に・・・っ。
違う。
私は、もう一度目を閉じてから今度はまっすぐ修ちゃんを見つめた。
答えは、もう決まってる。
私は、修ちゃんとずっと一緒にいる、って決めたから。
すぅ、と息を吸い込んで唇を動かしたその時。
修ちゃんの唇が、その動きを塞ぐように重ねられれた。
・・・・??