アルタイル*キミと見上げた空【完】
接点

コポコポコポ・・・・・



まぶたの裏の光と鼻の奥に広がる香りに目を開けた。



ここ・・・・?



あぁ・・・・そっか。昨日の夜そのまま「お泊り」したんだった・・・。



少し重たい体を起こすと、



「起きた?」



腕まくりをしたシャツにカフェエプロンをつけ、ぴょこんとリビングから顔を覗かせた修ちゃんと目が合って、慌てて布団で体を隠した。


なんでだろ。さっきまで一緒に寝てたはずなのに、朝は急に恥ずかしくなるんだよね。



シャワー浴びてくる?、という修ちゃんの言葉にプルプルと首を振ると、彼は、



「ご飯一緒に食べよ?」



そう笑って言って姿を消した。



< 452 / 640 >

この作品をシェア

pagetop