アルタイル*キミと見上げた空【完】
接点
コポコポコポ・・・・・
まぶたの裏の光と鼻の奥に広がる香りに目を開けた。
ここ・・・・?
あぁ・・・・そっか。昨日の夜そのまま「お泊り」したんだった・・・。
少し重たい体を起こすと、
「起きた?」
腕まくりをしたシャツにカフェエプロンをつけ、ぴょこんとリビングから顔を覗かせた修ちゃんと目が合って、慌てて布団で体を隠した。
なんでだろ。さっきまで一緒に寝てたはずなのに、朝は急に恥ずかしくなるんだよね。
シャワー浴びてくる?、という修ちゃんの言葉にプルプルと首を振ると、彼は、
「ご飯一緒に食べよ?」
そう笑って言って姿を消した。